MonoWirelessのTWELiteに高出力版のREDが追加されました。
うちもいろいろと使っているので、
『どのくらい変化するんかな?』
というのが、気になるところ。
うちの場合、双方向でバリバリ通信したい!ってのは少なくて
デバイス側からデータをとにかく送りたい!的な用途なので
距離が伸びてくれるのはありがたいんだけど、
まだ、TWELiteのチップだけ、ってのは発売されてない。
とりあえず、TWELiteDIPでテストしてみた。
MonoStick-RED <---- TWELiteDIP-RED ざっくり50mくらい
MonoStick-RED <---- TWELite(CHIP) + BLUE ざっくり20mくらい
MonoStick-BLUE <---- TWELite(CHIP) + BLUE ざっくり15mくらい
という印象。
REDxREDの組み合わせで、おおお!ってなるくらい飛ぶのは
ある意味予測していたけれど、スティック側だけREDにしても5~6mは
距離が延びるのはちょっと意外。
しかも、RED自体の処理が安定している印象で、
BLUEだと離れるにしたがって受信がギコギコするような感じになるのに
REDだとほぼ安定状態が継続する、というかんじで、安心感がある。
すくなくとも、MonoStick側だけでもREDにする価値はありそう。
で、REDがラインナップに追加されたのにともない、
開発ツール類も TWESDKからMWSDKに変更になっている。
まぁ、TWEってのをMWにしたくらいしか見た目は変わりない。
ただ、問題は、MWSDKで提供されるファーム群のコンパイルは
そのままではTWESDKとなんら変わりなく、RED用にはならないこと。
ぼくのばあいは、ほとんど独自にファームを改変しているので
これは結構困る。。。
で、M社のO氏に教えてもらって、なんとかRED用ファームを
つくることができるようになったので、その備忘録として、
記録しておく。
1.Eclipseは
c:\MWSDK\ECLIPSE.cmd
を実行することで、おこなう!(これ重要)
2.Wks_TWELITEフォルダをワークスペースにする。
3.生成したいプロジェクトをひらく。
4.生成したいプロジェクトの右クリックでプロパティをひらき
(1) C/C++ ビルド => ビルドコマンド[ビルダー設定]を
make TWELITE=RED APP_UART_CONFIG=CONFIG_NORMAL
にする。BLUEの場合は
make TWELITE=BLUE APP_UART_CONFIG=CONFIG_NORMAL
(2) C/C++ ビルド => ビルドコマンド[振る舞い]で
Enable parallel build
のチェックをはずす。
(3) C/C++ ビルド => 環境 で
PATH
をえらんで、削除ボタンをおす。
すると、値の部分が新たに設定される。
ここまでできていればOKなのであとは、プロジェクトにもどって
ビルドすれば、xxx-REDというバイナリ(BLUEの場合はそれなり)が生成される。
ねー。めんどくさい。
モノワイヤレスさん、もうすこし、親切にしてほしいなぁ(笑)