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2013年9月6日金曜日

ひさびさの更新!!

まいどです(笑

いや、前回の6月18日更新から、はや3ヶ月orz
もうその間に、なにがあったのか、思い出すのも難しくなりつつあります。
いかんいかん、こんなことでは!!

5月に母が急逝して、ばたばたしてるまにETとCQ出版の原稿書きなど
ぐひっちゃかめっちゃかの感があったので、なにかと大変でした。

7月4日は、サイプレス PSoCワークショップ レベル3 を受講しにいったなぁ。
レベル2がいまいちだっただけに、結構おもしろかった。
VerilogHDLで内蔵UDBを扱う!とかかなり現実に即した内容で
コントロールレジスタなどの使い方も『そうか、そういうこと?』ってかんじだった。
まぁ問題は、Verilogで書いたカスタムコンポーネントのシミュレーションの方法が
ないので、別にテストベンチでガッツリつくった上で、カットアンドトライになるのは
勘弁して欲しい感じではあるけれど、PSoCをつかう最大のメリットになる部分なので
このあたりをもっと強化していってほしいなぁ。

ちなみに、コア部分にARM CortexM0を採用したPSoC4がでたけど、これについては
微妙な感じだった。
というのも、内蔵するUDBが少なすぎて、なかなかベストな使い方がみつからない。
ここらあたりは、PioneerKitがArduinoのフォームファクタをベースにしていることから
して想像すべきだった(>_<)
Arduinoにできるくらいのことは、Arduinoに任せておけばいいのにね。

あと、20日には、ルネサスナイト3だったか。
こっちは、テレビ会議がとぎれてしまったり、なにかと波乱のあった会だったけど、
それなりにおもしろかった。
やっぱり、おもしろいことやろうとしている人たちのそばにいると、わくわくするわ。

月末になると、VSハッカソンの延長で、.NET Microframeworkのハッカソンに参加。
奈良県産業振興総合センター主催?で、マイクロソフト エバンジェリストの太田さんや
株式会社デバイスドライバーズの日高さんなど、有名人が参加してわりとおもしろかった。

.NET GadgeteerのCerberusをつかったけれど、もう手にはいらないのかも。
決して情報が潤沢ではないのだから、安定長期供給は必須だとおもうんだけどなぁ。
使い慣れた、VisualStudioでマイコンのファーム開発ができるんだから、うまく情報を
だしていけば、絶対おもしろいことできるはずなんだけど。

というわけで、閑話休題。

8月25日発売の、CQ出版 月刊誌 Interface 誌 で少し記事を書きました。
6章と10章の2つを書かせていただきました。



初めての記事執筆でもうヒッチャカメッツヤカ
だったんですが、なんとか形にできました(笑

XBeeのほう(6章)が最初だったので、なんか
浮き足立ってしまって、結局ナニがいいたいのか
わからないような内容になってしまいました。

10章のほうは、ちょっと落ち着いてかけたかな。
さすがに時間が短くて、本格的に運用するところ
まではかけなかったんだけど、ま、そういうもんかも
しれません。

それにしても、雑誌に記事がのるなんて
想像もしなかったので、すごくうれしい!!

発売日の8月25日がちょうど母の百ケ日忌だったので
タイミングの妙というのか、なんだか不思議な
気分でした。


ま、ぼくよりも、ヨメのほうがよろこんでましたが(;^ω^) 



この記事を書くにあたって、XBeeのRSSIをしらべていたんですが、記事を書き始めてから
かなり焦りました。
もともとあまり精度がないのはわかっていたけれど、RSSIの落ち着きがないというか、
5m間隔くらいで、『ガツ!』ってレベルが変わる領域がある予感。
単純なばらつき、というわけでもないような感じなので、なにかあるのかもしれません。

最近つかいはじめた、TOCOSのTWE-Liteだと、そういう感じがないし、入力レベル自体も
かなり安定しているので、チップアンテナの作り込みがうまくいってないのかな?


しかし、無線系はなにかとやってみないとわからないことが多々あって大変だなぁ、つくづく
感じる体験でした。


2012年12月14日金曜日

ARM大阪セミナとPSoC World

ああ、なんだかせわしいなぁ。

クリスマスも近づいてきてるし、帰りにはあちこちでクリスマスのネオンを
ちかちかさせてるし。
え~~っ!もう年末やん!! って、否応なく認識させられてしまう今日この頃(´・ω・`)

ETの資料とか、なかなか開封もできてなかったりするわけだけど、
それでも、12/5に行われたけいはんなの組込み交流サロンのプチ展示会にも
出展してきました。






ちっこいブースだったけど、端っこのいい場所にとってもらえていたので
なかなか盛況だったとおもいます。
それに会話に差し障るほどでっかくなってきた、自走式掃除ロボットの音も
客寄せにはしっかり貢献してましたし f(^^ゞ
講演自体は、それほどおもしろいのがなかったんですが、関係ないところで
睡眠研究のところは、お話好きな先生でおもしろかったです。


閑話休題。

まずは11日に、新大阪で行われた、ARM大阪セミナーに出席してみました。
ざっくりとARMについて、ってのが説明された「だけ」のセミナーで、
とくに目新しいところはなく終わったかんじでしたね。
まぁ、STマイクロのSTM32-F3シリーズが結構おもしろそうだったのと
富士通セミコンダクタの人と話して、.net Micro Framework でいきましょうよ!
というところの話ができてよかったかなと。
「プロトタイピングツールとして、.net Micro Frameworkを用意します」的な
発想だったようなんですが、そこが大きな間違いですよね。
単純にプロトタイピングするだけなら、それこそArduinoで十分。
僕的には mbedでしょうか。
でもね、わざわざ .net MicroFrameworkをいれてまで、「プロトタイピング」をしたいひとなんて
いないんとおもうんだけど。
.net をつかうなら、PCと同時にC#でゴリゴリやりたい!ってわけで。
まぁ、こんなことしたら、KEILとかIARからおこられちゃうのかもしれないけど。
とにかく、そういう風に振ってくれるならおもしろいかなぁ、と思った次第。


閑話休題、その2

Web上でのヴァーチャルセミナーだったのですが、13日朝から、
Cypress PSoC World 2012
が行われていたので、参加していました。
Webセミナーって初めてだったのですが、結構おもしろかったです。

若干、自慢?っておもえるくらいのところが鼻につく、といえばそうなのですが
なかなかおもしろい感じでした。
ただ、展示ブースのほうは、ちゃんとしてほしかったなぁ、ってのが残念。
英語での展開も仕方ない、とはおもうけど、アンケートに韓国語しかでてこない
ところとか、どうしろ?って感じ。
せめて英語なら意味も読めるだろうに。

パネルセッションが、以外とおもしろかったかなぁ。
日本人の人の英語の「あ~う~」ってのが聞きづらかったけど。
PSoC自体、他のマイコンみたいに考えちゃうと、理解しがたい部分がある、
という発言があって、おもわず『そう!そのとおり!』って思った。

そうなんだよね、構成も機能も自分であれこれやってしまうためのモノが
すべてそろってるわけで。

そのへんも含めてうまくたちまわってほしいなぁ、と。









2012年9月10日月曜日

PSoC3 やってみた。

ご無沙汰しています(汗

ここんところ、いろんな講座や講習会にでることが多くて
意外に楽しんでいたりします。

GENET 画像処理分科会 では、ひさびさ?にガッツリ受講生していますし。

テクノス株式会社の利弘さんが講師なのですが、。話慣れてるのか、
キャラが立ってるのもあって、おもしろく聞かせてもらえてます。
まだ、第一回が行われたばかりで、本題には入っていないわけですが
のんびりとでいいので、しっかり教えて欲しいところです。
僕的には、

  1. アルゴリズムや手法の組み合わせの妙
  2. 実装事例
あたりが、ざっくりでもいいのでみれればいいなぁ、とおもうのですが
さすがにここらあたりは、経験的なものだろうし、仕事のキモになる部分でしょうから
なかなか教えてもらいにくいところかもしれません。
まぁ、ゆっくり、落第しないようにがんばりたいところです。


閑話休題。

7月に、サイプレス社のPSoC3ワークショップに行ったわけですが
実際に、手元のボードで、チコチコと遊んでみています。
ワークショップのお題を適当にやってみたら、おおむねわかってくるんですが
逆に言うと、あまりにも従来版の考え方とちがうので、「???」ってなるカンジですね。

PSoC Creater2.0 を立ち上げて、まずは利用コンポーネントをスケマティック画面に
貼り付けて配線しちゃいます。




画面では3つのブロックでつくっています。枠囲みはとくに意味はないので
ほんとうに図面チックに進められます。(ただし、日本語入力が×なのはご愛敬...)
今回は、ワークショップの例題どおり、
1.ボタンの割り込み取得でLEDの点灯
2.VRの値に応じて、LEDをPWM点灯
3.VRの設定値をLCDに表示して、バーグラフ的にも表示させる

っていうのを一度に実装しちゃおう!的内容です。
このうち、2についてはハード的にPGAがやってくれるので、コードが
ありません。(初期化&開始処理のみ)
これをソフト的にやろうとすると結構面倒くさいので、PSoCの面目躍如といったところでしょうか。





で、これがソースコード一式。
メインループ内ではADの変換完了をまって表示に展開しているだけです。
う~ん、お手軽感が伝わらないけど、まぁそれなりにおもしろいなぁと。
今回はAD値を12bitのΔΣにしたけど、20bitまではいけるのでいろいろ
おもしろいことにはつかえそうなカンジですね。

実際に動作させている写真はこれ。



基板左端のVRを回すとLEDがそれに応じて光るわけです。
そのときのVRの取得値はADで取り込んでLCDに表示すると。


さて、実際にここまでやってみて、おもしろいとはおもうんだけど、
スケマティックで変更したり、ユニット追加してから、ソースツリーに
対応ソースが生成されるまでに差があって、そのままではうまく追加されない
ことも結構あって、関数名をさがせないことが結構あったりします。
まぁ、スケマティックを変更したら、その場で一旦Buildしちゃえば
生成されるわけだけど、それなりに時間がかかるので、もうすこしなんとかならないかなぁと。

ま、PSoCデザイナーのダメダメぶりとはひと味ちがうかんじで、これなら許せる感じに
しあがってますね。
あとはもうすこしわかりやすい、チュートリアルがそろってくればいいのかなぁ。

あ、そうそう、デバイスの価格が高いのもちょっと問題かもしれず。
いまつかってるPSoC3の最上位版だと2500円くらいかかるので
安いCPU+CPLDとの差別化がうまくいくかどうか、が問題かもしれませんな。

2012年8月7日火曜日

PSoC3、RL78/G14など...

ふは~~  もうお盆前になっちゃいましたねぇ。

遅ればせながら

  暑中お見舞い申し上げます。

色だけでも暑苦しいねぇ(笑)

さて、割とのんびり出来ているかと思えば、ここ1ヶ月ほど、
急にドタバタして、更新どころではなくなっていました。
で、やっとめどがつきつつあるので、ちょっと更新をば。

まずはPSoC3。
さる7月11日、大阪スカイビルで行われたサイプレス社主催の
に参加してきました。
太っ腹なことにこんなサンプルボードもくれちゃったりしてます。
たぶん1万弱くらいのボードじゃないかな。

  

内容的には、予期に反して結構よかったかな、と。

PSoCはPSoC1のときに注目して使おうと
いろいろやり始めたんだけど、

1)能力低すぎ!!
2)ツールがダメダメ

というマイコンとしては致命的な内容だったので
結局お蔵入りになってました。

というのも、内蔵のアナログ機構をいろいろできる!
というのがふれこみだったのに、スイッチングキャパシタ
で抵抗なんかを実現している影響で、あまりにも
応答性がなくて、結局使える領域がみつけられなかった
ことが最大の要因でして。





また、ツールも内蔵で埋め込めるブロックが少なすぎて結局なんにもできなかったり
配置配線を替えると、ごっそりソースファイルまで消されてしまったりと、
どうしようもない状態。そのうえ、日本語の注釈もつかえないとか、もうさんざんだったんですよね。

で、数年前にPSoC3/5を出しますよ!と言われたときにかなり期待してたんですが、
それから、ま~~~~ったく出す気配がなく、ようやくといった印象。

CPUコア的には、独自コアM8Cから8051に変更になっており(PSoC5はARM)、
かなり普通になっています。
ツールもかなり普通になって、回路図(スケマティック)でごそごそとツールを配置して、
コード生成、という流れになっており、かなり普通に使える印象になっていました。

内蔵のADコンバータが20ビットΔΣが1チャンネルだけ、というのが気になっていたんですが
これについても自分でマルチプレクサを配置しちゃえばいい、というのが新しいといえば
新しいところでしょうか。
つまり、究極にまで、自由度を上げたマイコン、というかんじでした。
あとは、どの程度まで使えるかは追々試してみたいとおもいます。

ただ、仮にいいなぁ、とおもってもつかうかどうかはちょっと疑問ではあるけど。
というのも、Chip1Stopで2800円、Digikeyでも2200円もするその価格。
8ビットマイコンだよね??
と聞きたくなってしまう設定はどうなんだろ???と。

まぁ、CPU+CPLDと思えば、それなりなのかもしれんけど、
その割にはサポートに若干の不安もあるし。
もうすこし様子見のほうがいいのかもしれませんけどね。
いずれにせよ、おもしろいなぁ!とおもったのは事実なので、
ある意味がんばってほしい、デバイスではあります。


閑話休題。

え~、7月31日には、新大阪で行われた、
にも参加してきました。
こちらは抽選だったんですが、一応OKもらえたので(笑

G13についてはすでに稼働実績もあって、結構使いやすい石に仕上がってる
(というか78K0Rそのものだよね、って)印象だったんですが、
こんどのG14はちょっと高機能化してました。
主要なところだと

1)タイマーRD(R8Cに内蔵されてる3相コントロールPWMタイマ)
2)イベントリンクコントローラ(ELC)
3)SNOOZE
4)DTC

ってかんじでしょうか。
実践練習はこの3までをおこなうわけです。
タイマーRD用に64MHzの供給ができるようになってて、ちょっと高機能に
なってました。まぁこれはぼくにはあんまり関係ないなと。

2のELCは、RX210にもついてたんで、期待してたんですが、省電力で
うごかして、ADやタイマー直結で起動!という機能以上にはつかいようが
なさげな感じでした。
これについてはちょっとがっかり感もあったんだけど、まぁ使いようかなぁ。
低速/高速クロックをがっつり使い分ける用途には向くかもしれず。

3のスヌーズはG13にもあったけど、きちんと説明きくとおもしろかったですよ。
CPU自体の高速クロックも止めて、CPUをがっつり止めておきながら
ADとタイマーだけは生きてる!というなんかスゴイ世界。
で、設定されたADの閾値を超えたら割り込み発生で、CPUが生き返るという
なんとも優れもの。
CSI(シリアル通信)もこの機能に対応している(ただし、9600bpsまで)ので
うまくつかえばおもしろいかもなぁ、と。

こっちもTESSERA RL78/G14 Stickがもらえるはずだったんだけど
用意がまにあわなかったのか、結局もらえず。

まぁ、楽しめたけどね。
値段があえば、G14でもいいかもね。