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2013年12月26日木曜日

LPC800MAX & 来年も。。。

あ~、怒濤の1年でした。。。

ことしもいろいろあったなぁ。
GR-KURUMIのキックオフでがじぇるねに参加したり、
mbed 大阪ミーティングに参加したりと、例年になくいろんなところに
首を突っ込みました(笑

それに、無線系がXBee一辺倒だったのが TOCOSのTWE-Liteが出てきて
すこし楽しめるようになったとか、

TOCOSのほうも不細工?(笑 な ユニットだけじゃなくて、
トコステなるものも出てきて、俄然イケテル感がでてくればいいなぁ、
とかおもってたりします。

ToCoStick(トコスティック)
秋月でも扱いがはじまってますね。

欲をいえば、とりあえずUART-to-無線 のサンプルが
もっとわかりやすくサンプル化してもらえるとうれしかったり。
実際につかってみて、これでいろいろする、というより
やっぱりXBeeみたいにつかいたい!ってほうが多いとおもうんだけどね。


あと、やっと仕事周りでも、PSoC3/5がつかえるようになったとか、
ちょっとづつウチの会社らしいものができるようになってきたかなぁ
という感じになりつつあります。
CQ出版からARM PSoCで作るMyスペシャル・マイコンという
PSoC5LP付き書籍がでたのも大きいね。
ただ、このボードせっかくVDDIOが切り替えられるのに
3.3Vに固定されてるのがもったいない。
そういう意味では、ITショップ えとせとら の PSoC3ボードみたいに
ちゃんと設計してほしかったなぁ、とか思わないではないけどね。

設計まわりでいうと、回路図に関しては、長らくつかってきた
D2CADからDesignSparkPCBに移行しようと画策中なんだけど
やっと時間ができて、ごそごそしてる最中です。
このあたりは年明けにでもちょっと書いてみようかなぁ。
だれか、勉強会やろ~~

そうそう、プログラマとして必須なTEXT Editorも更新してみた。
こんだけ開発環境ごとにS-JISとUTF8が混在してくると
イラっとすることも多くなってたので、緊急課題だったんだけど
1.Grep検索&タグジャンプがイケテル!
2.矩形コピペがカンタン!
3.置換で正規表現ライクにちょろちょろできる
4.1ファイルを分割表現できる(スプリットエディット)
ってのが充足されてるエディタがほしい。
いろいろつかってみたけど、たろサさん()から紹介してもらった
Programmer's Notepadがこれらを全部充足してて、即乗り換えてみた。

イケテル。たしかにいけてるわ\(^o^)/
こんな感じで、スプリット表示できるし。




















ただ、日本語表示には若干の難もあるかんじではあるけれど。
FixedSysとかにすれば日本語も普通に表示編集できるんだけど
たとえば





みたいにカーソルカレットがあるところだけ化けるんだよね。
まあ、フォントがこわれてるだけで、動かすともどるので
実害らしきものはないけれど、結構おどろく。
まぁソフト作成に限って言えば、問題ない範囲かなぁ。


閑話休題。

年末も押し迫って、NXPのキャンペーンでLPC800MAXボードが当たった\(^o^)/



LPC800シリーズだけでもおもしろいのに(だってスイッチマトリクスでIO自由自在だし)
LPC11U35でmbed化が既に完了。
しかも外部にADC/DACチップをのっけて、IOエキスパンダものっけてと大判振る舞い(笑

ちょっと何かしたくなるボードだなぁと。

Arduinoのフォームファクタなので、ナニにつかえるのか、ちょっと考えてみてるとこです。

これとPSoC5でごそごそ作ったものをルネサスナイトに持ち込んで。。。とか
訳わからん妄想を、、、な今日この頃です(笑



というわけで、みなさんも、よいお年をお迎えください。





2013年12月6日金曜日

ET2013出展御礼 & DesignSpark & PSoC

バタバタのさなか、さる11月20日~22日の3日間、横浜みなとみらいにて
組込総合技術展 Embedded Technology 2013
が行われ、
関西スマートヘルスケア産業創出イニシアティブ(関西パビリオン)
の1ブースとして出展してきました。

さて、昨年も出展したのですが、ことしは初日の人出がおもわしくなく、比較的閑散とした船出?
でした。(公式にも1~2割減だったようです)
出展場所も、微妙に悪いのか、

1.カンファレンスブース前で人が通過
2.大手およびお目当ての組込ブースは外周&会場奥に固まっている

というのも大きく影響しているものと思っています。
もっといえば、ちょうど東京モーターショウと期間がバッティングしてしまったのも
原因といえば、、、ということなんでしょうか。

それでも、2日目の午後からはそこそこの人出があったのと、
こちらもかなり慣れてきてしまったのもあって、わりとうまく立ち回れたようにおもいます。

相変わらず、自社製品が出せない!というのがOEM中小企業の宿命なんだけど、
ことしは、

1.オムロンの非接触温度センサD6Tをつかって、入退室管理!
2.ZigBee + カメラをつかって、カメラ画像の転送

の2本立てで、展示を構成しました。


ブースの様子



<写真1>
モニタの前にある、赤いボードが
有機ELのディスプレイ。
ZigBeeでカメラ画像が飛んできます!









<写真2>
左側のアームの先に温度センサD6Tがついています。
真ん中のおもちゃ?に使い捨てカイロを仕込んで
ランダムな動向を表示する、という案配です
モニタ上部に取り付けたカメラで、ブース前の画像を、
ちっこいモニタにZigBeeで転送しています。




で、1.のD6Tについては概ね好評。
意外と『なに?それ?』といわれることが多く、興味津々という人もおおかったです。
とりあえず、これをネタに仕事になりそうな雰囲気も少々、というところでしょうか。
ただ、こちらはいろいろトラブルもあって、日刊アップデートとなってしまいましたorz

初日は、PCからの電源供給が十分でないことが発覚、エリア判定して
ランプ用AC電源をONすると、D6Tのリファレンス電圧が下がって、観測温度が
+2度くらい上昇してしまう、という現象に。
結局、その日はエリア判定をなしにして乗り切り、
翌朝のバージョンアップで リレーOn/Offを行わないよう変更。
3日目には、エリア表現を見直して枠囲みなど、再バージョンアップ!となり。。。

ま、このあたりはいいとして、温度センサの評価方法も再検討しないと、
実用上は問題かも、というのが当然のようにわかってしまったということもありました。
ルンバもどきを人に見立てるために、使い捨てカイロを複数抱かせてうごかしていたんですが
2日目の3時すぎには、会場気温が29度を超える温度になり、会場温度と見分けがつかなく
なってしまう、という状況に。
3日目には昼前にはすでに29度越え、夕方には30度を超える暑さで、
もう、なにがなんだか?って状態でした。
本格的にやるなら環境を選ぶということですし、周囲温度の平均化をおこなって、
差分を取る、などの対策は必須のようです。
ま、そこらも含めて
おもしろいデバイスはやっぱり、みんな、おもしろい!とおもってもらえた
ところで、よしとしましょうか(;^ω^)


2.のZigBee画像転送は今年のET West2013での表示のバージョンアップ版といった
ところでしょうか。
ET West2013では、ルンバもどきに設置したカメラ画像をPCに転送していたんですが、
今回はプラスαで、ペンダント型に設えたOLED付き端末に転送して、
ちかくなら、とどくよ~~~っていう展示でした。
こちらも、
ちっちゃいのがええなぁ!
とか、
『お!aitendo!!』
とのお声もいただきました\(^o^)/
ちょっと画面が小さすぎるので、そろそろもう少し大きいOLEDで、とはおもっているけど
さすがになぁ、ってのも。。。(;^ω^)


あとは、ネット上の知り合いがたくさん、来てくれて楽しかったです。
matty(@iqOyOpi)さんとか、
hamayan(@chobichan)さんとか、ありがとうございました!

そうそう、本物(笑)の熊野(@ykumano)さんにもお会いできました!!
最初、わからなくて失礼しました(だって顔しらないもん(;^ω^) )
おもわず、mrubyに走ってしまいそうな自分がこわかった。。。
去年は、チラ見だけで、まともに挨拶できなかった、
渡辺のぼる(@noboru2000gt)さんにも
ちゃんと挨拶できました(笑)

がじぇるねの岡宮さんとか、鈴木さんもありがとうございました。
岡宮さんからはGR-KURUMI用拡張ボードを、鈴木さんからは3Dプリンタで打ち出した
パネル?キーホルダー?をいただきました。
あと、hamayanさんにも、GR-KURUMI用W5500ベースボードをいただきました。
さて、ルネサスナイト4向けになにかつくらないと。。。。(汗






右下のLifeTouchNOTE上に、
さも自社製品のごとくおいてあるのが
左から、
GR-KURUMI用Eyesシールド(仮) (岡宮さん)
GR-KURUMI
雪だるま風?ペンダント?(鈴木さん)
WallNetどこでもEther with KURUMIちゃん(hamayanさん)




結局、最終日にはこんな画面に。
ちゃんと、るんばもどきに追従します。
ログ機能も、SQLiteでカンペキ(笑











結局、最終日に社長が来てくれるまで、一人で切り盛りしてたので、あんまりしっかりは
みれなかった、ETですが、チラ見した限りでおもしろそうなのは、以下のとおりでした。

1.Microchipテクノロジーの3Dジェスチャー”タッチ”パッド
いわずとしれた、PICの総本山です。
タッチパッドの周囲にアンテナパターンをいれておいて、高さ方向の位置まで
検出できるようにした『タッチパッド』でした。
つかいようによってはおもしろいなぁ、とおもったんだけど。
サンプルボードは17000円くらいらしい。
まぁチップかって自分でボードつくっちゃえばいいんだろうけど。
さて、ナニにつかお?


ボードの四方にあるアンテナパターンで
磁界を発生させて、空間容量を量るらしい。

デモ画面。右上の枠内に、動きがトレースされる。
おもしろい!


2.CRI・ミドルウエアで展示?の超音波スピーカー
パラメトリック スピーカーっていうのかな。
超音波で、指向性を持たせたスピーカを展示してました。
っていうか、この会社はD-AmpドライバーというFET一個でアンプを構成できるソフト環境を
ウリにしてるの会社なので、このスピーカーがうり、というわけではないんだろうけど(;^ω^)
石黒(@abashiri7)さん、おじゃましてごめんね~~
でも、おもしろいよね!!





3.Intel Galileo と iCOPの86Duino
Intelブースで、噂のGalileoが展示実演していました。
YAMAHAのeVY1シールドで、おしゃべりしてました(;^ω^)
意外と小さくて、なかなか好印象。実はこれで大概のことができちゃうわけで
ちょっと触ってみたい!衝動がこわい(笑

うわさのGalileoボード。
1月に発売延期になったみたいだけど、
7500円で手に入るのは大きいかも。

eVY1シールドでしゃべってました。。。


台湾パビリオンのiCOPでは、86DuinoEduCakeが展示されていました。
独自DOSでうごくモデルだそうで、Arduino互換でうごくとのこと。
ケース上にブレッドボードを配しているのはおもしろいなぁ、と。
価格は7000円くらいになるらしいけど、Galileoとはちょっと対極にあるような印象でした。
なんでやろ?
もうすこし、宣伝がうまければうまくいくのかな?(;^ω^)





そうそう。DMPってブースに、日本未発売のNintendo2DSが展示されてた。
意外に重い。
本当に3DSから3Dとっただけみたい。(形状はちがうけど)
でも、それなら普通にDSでよかったんとちがうか?というツッコミはなしで。




閑話休題。


帰ってきて早々にいろいろ出張作業が絡んでてゆっくりできなかったんだけど
その中で、RSの図面CAD、DesignSparkPCBの講習会に参加してきました。

回路図書いて、PCB基板のデータをつくると、3Dに展開できる、という
なんともおもしろいCAD。
ただ、なんとも取っつきがわるいソフトで、なかなかやる気になれないので
さっさと教えてもらおうという算段ですね。

部品の一部はRSコンポ-ネンツのデータで供給されるので、うまく部品が
あれば、部品作成の手間が省ける、ってもんです。
最終的にどこまで手が省けるのかは微妙ではあるんですが、いまの
D2CADでは、限界もあるし、そろそろ本格的にうつってみるのもいいかも、
というところです。


そうそう、クリスマスまでの間、
京都駅大階段のところでクリスマスイベントが開催されています。




でっかいクリスマスツリーで、夕方5時からは階段がデッカイスクリーンになって
いろんな模様が浮かび上がっています。(LEDで点灯動作させてる!)
うまくパターンつくったなぁ、なんておもいつつ、眺めていました。

え?なんでこんなところに、って?
このイベント用にどれだけ、人が流れてきたか、をカウントする装置をつくって
設置しています。
その装置には、PSoC3ボードとGR-KURUMIとXBeeをつかってガシガシやってる
わけです。
このPSoC3ボードは、matty(@iqOyOpi)さんの『ITショップえとせとら』のPSoC3ボード
使わせてもらってます。
ありがとうございますぅ(;^ω^)

ね、意外といろんなこと、してるでしょ?(エッヘン)




2013年3月19日火曜日

.net MicroFrameworkであそんできた

とうとう、春到来ですね。眼がかゆくてしかたない(T_T)
なんだか仕事に追われて、RL78やらRX621やらPSoC3やら、
もうワケワカメな状態が2週間ほどつづいています(笑




このうえ、この週末には、がじぇっと るねさす大阪ミーティングがあり、
4月にはいると、mbed祭り@大阪があり、とイベントずくめ。
どうやって時間つくるん?と自問自答。。。(笑
ま、なにかとたのしんでるんでいいけどね。
それぞれ特徴があるし。
にしても GR-SAKURA も GR-KURUMI もなかなかサンプル作る時間が
ないので、本格的に出すのはET-Westになっちゃうかもね。ま、それもいいか。



閑話休題。


先日(2013/3/7 & 3/11)に、なら工業技術センターで行われた

IT・RTセミナー 
『クラウドを使った遠隔監視システム工作』

に参加してきました。
内容的には
  cosm(Pachube)をつかったデータのクラウド化

 .net Micro Framework(以下NETMF)をつかって実現してみよう!
という体験講座だったわけです。

cosmは、むかしPachubeと言われてたサイトで、ちょうど東日本の震災のときに
放射能データの共有などの話題で、少し有名になったかな~ってサイトです。
私の場合、NXP mbedをやり始めたときに、ネットワーク系のサンプルが
上がっていたので試したくらいの知識でした。
当時は、公開データしかできなくて、結構???なサイトでしたが
いまはかなり高度になって、使いやすい感じでしたヨ。

ま、こっちはおいといて。

NETMFについては、株式会社デバイスドライバーズの日高さんがこられて
概略をちょいちょいとお話になってられました(笑

ボードはGHI エレクトロニクスのGadgeteer FEZ-Spiderを。


FEZ セルベラスベーシックキットFEZ Panda II

                      スパイダーと Panda II



まぁ、よくできてはいるよね。
スパイダーというだけあって、いろんなのをコネクタくにくにとつけていくと
もう蜘蛛の足状態だし。
自分の環境でいろいろ足し込んでいくなら FEZ Panda IIのほうが
Arduino互換の足なので拡張しやすいかもなぁ。


まぁユニバーサルがそのままではつかえないのが痛いけど、
Spiderでケーブルだらけになるよりましかもしれず。

で、肝心のNETMFなんですが、ちょっと微妙かなぁ。
たしかに、VisualStudio2010と統合されて、C#でつくってデバッグできる
ってのはいいかなぁ、とおもいます。
言語仕様もはっきりしているし、なにより、PCのプログラマには
デファクトスタンダードな環境だし。


ただ、マイコン屋からみると、きわめて中途半端な仕様に映る。
イニシャルはいいとして、メインループで処理待ちをする、という
仕様になっているようで、むかしながらのタスク待ち関数をつくる
ようなイメージで、割り込みとかそういう部分が、かなり中途半端。
メッセージループはメインを出ないと、送信されないようなので、
処理にガッツリ時間をかけると、メッセージがかえらなかったりする。

まぁ、そのあたりに気をつけて書けばすむんだけど、そういう部分の
仕様がどこにドキュメントがあるのか、さっぱり検討がつかないのが
イタイ。

2日目の講習では、EthernetアダプタのMACが全機種おなじという
想像もつかない状態であることが発覚し(笑)たものの、
MACの設定方法がどこにあるか、とか、
そういう
当たり前のドキュメントさえ、どこにあるか判然としないのはいかがなモノか。
ま、会場に来ていた数名の猛者が分業しながら解決したものの
自分一人だったら、あきらめてる(苦笑
というか、これをもって、お客さんのところでデバッグなんてようしません、私。

で、幸か不幸か、オープンソースになったようで、ますますドキュメント整備が
おくれてくるんやろうなぁ、と。

せめて、日本語でサポートされるコミュニティが富士通エレくらいが立ち上げてくれると
ちょっとやってみようかなぁ、となるのに。


2013年2月22日金曜日

KURUMIとPSoC3備忘録\(^o^)/

あ~、ちょっと間隔があいちゃいましたね。
もうすぐ3月だしぃ。
仕事がらみで、バタバタしてたのはいつものこととして、
がじぇルネプロジェクトのRL78duino(以下GR-KURUMI)のプロデューサミーティングに
参加したり、といろいろおもちゃも増えつつあります。

GR-SAKURAはArduino互換のRX63N利用の高機能ボードとして
やっと認知されつつあるようですけど、情報が散逸がちで、
ライブラリも隠蔽状態で、いまいち使い込むには???なかんじ。
それでも展示会なんかで、

『関西ではやらないの?なんで~~』

って、つっこんでいた手前、RL78版で参加せざるをえない?雰囲気に
なってて、2月3日に大阪ミーティングに参加してきました。


GR-KURUMIはRL78/G13をのっけた、Arduino Pro Mini互換の
ちっこい省電力マイコンです。
昇圧コンバータものっけているので、乾電池駆動できるというのが
ウリでしょうか。
SparkfunのFT232RLのアダプタでシリアル通信と書き込みができます。
Webコンパイラでコンパイルもできますが、GCC環境なのでe2studioで
ローカル開発したほうが気持ちいいかも、です。
といっても、GDB+E1でのデバッグはまだまだ不安定なので、
デバッグ環境がととのっている、とはいえないようですけど。




とりあえず、大阪の第2回ミーティングがせまってきているので
mbed用につくっていたライブラリをKURUMI用に改変して
うごくことだけは、確認しました。
案外簡単にうごくのね。
トラブルのほとんどは自分のIOまわりの設定ミス。
やっぱりちゃんとメモしてつくらんとあかんなぁ。

で、さすがにmbedほど高速にはうごかないので、定番のねぎミクも
振っているのがみえるし(汗
とにかく、ライブラリとしてうまくまとめて公開準備しなきゃ。


閑話休題。

やっとPSoCの利用のお仕事、第一弾がきまったのでシコシコとテスト
をつくっています。
ひさびさにつかってみたらKEILのライセンスがきれてるのにうまくUPDATEできない
とか(これは新規インストールしたらできた)、いろいろあったけど、
とにかく、使えるようにはなった(汗

出荷用のボードを起こす時間も費用もないので、CQ出版の

なるものを購入。5040円也。
でも、Amazonで発注してから、
USBコネクタとかいろいろないことが発覚。
秋月でパーツキットも購入。
このとき、この本まで扱っているのに気がついてorz
最初っからこっちで買っとけばよかった。。。。。


このあと、コネクタとか実装するわけだけど、
秋月キットのUSBコネクタが小さくなってて、
ボード端よりかなり内側に実装することになってる。

これでは、USBケーブルがささらない!!
ということで、ヤスリでゴリゴリと削ってなんとか
ケーブルがささるところまではもちこんだけど、こういうのってなんとかならんかったんか?


でも、ここからはおもしろい!!でも、また忘れると困る内容を
備忘録としてまとめておく!!


まず、PSoCのプロジェクトをつくったときに、拡張子が、

cysch ==> スケマティック=回路図面
cydwr  ==> 本体の基本設計

ができるわけだけど、cydwrファイルが重要。普通にクリックすると
Pinsがでてきて、定義した信号名をIOピンに割り付けられるわけだが、
この下側にあるタブで、全体のクロックをまずは調整する必要がある。
これに気がつかないと、せっかく高速のマイコンなのに、3MHzで
うごかすとか、変なことになりかねない。

cydwrのpins画面。下にあるタブに注目すべし!!


















下にあるタブで、clocksをおして、このなかでダブルクリックすると
グラフィカルな画面になる。

clocks画面。実際に変更するには
IMOなどの文字部分をダブルクリックする!



クロック周りの実体設定部がこれ。
ここで、設定しとかないと...

































XTAL:外部供給クロック
IMO :オンチップ高速オシレータ
ILO :オンチップ低速オシレータ
をベースとして、つくるわけだけど、CPUに入るバスクロックと
マスタークロックはやっぱり24MHzくらいにはしたいよね、というわけで
とりあえず、IMOを24MHzにして、PLLなんかも分周比1で、そのまま入れる
ように設定。低消費電力なんかを目指すなら、ここらあたりをうまく調整
しないと!ってことですよね。

さて、ここが設定できたら、もうあとは設計にはいっちゃえばいいわけですな。


マイコンの初歩としてはLチカははずせへんでしょ?
ってことで、サンプルはLチカ。

まずスケマティックをつかって
回路を構成するわけだが、
ここに
 Pin_1
をおいて、cydwrのpinsで任意の場所に割り付けて、
まずはBuild。
そうすると、利用コンポーネントのソースが生成されて
Cから扱えるコンポーネントAPIもつくられる。
要は、ハード構成を変更したら、まず、Build!ってのを
習慣化しないとだめなんだな!

で、あとはmain関数のなかで

==================================

void main()
{
    int clk=0;

    Pin_1_Write(clk);
    clk ^=0x01;
    for(;;){
        Pin_1_Write(clk);
        clk ^=0x01;
        CyDelay( 500 );
    }
}

==================================


とでもすれば、500msごとに点滅する回路の完成。
なるほど。

でもね、CyDelayっておもしろくないな~ってことで、
ほかのマイコン同様、タイマーをつかいたかったので
それでつくったのが、この回路。


上側の回路がLED点滅回路。
下はUARTのテスト用回路.



















タイマーの設定画面。
供給クロックを変えると勝手にperiodも
計算してくれるので、超簡単





















分周CLOCKコンポーネントで10kHzつくってタイマーに入れ、
タイマーをダブルクリックすると、あとは任意の時間を設定して
コンペアマッチ出力(tc)を出してくれます。
ただ、でてくる出力は当然クロック1発分だけですから、外側に
D-FFでラッチするようにしてやると、ソフト挙動に関係なく
光らせることができますね。
この回路ではisr_1という割り込み出力もつくってますが、割り込みを
つかうと、レジスタ待避などのいらない挙動がつくので、ハードウエア
で処理できるならそれにこしたことはないよね!
ってのがわかる回路になってます。

ついでなので、UARTもやってみた。
IOはどこでもいいので、RX/TXをわりつけてUARTの設定で
回線速度とかをごそごそ設定。



おもしろいのはBufferサイズが
可変なこと。

通常のマイコンだと、UART設定
ができても、所詮ダブルバッファくらい
しかないので、受信割り込みで
FIFOをつくって処理してやらないと
だめだったりと、
結構面倒くさい、というか、
ここらが、ソフト屋さんの腕の見せ所だったり
したわけだけど、
PSoCの場合は最初から、バッファサイズ4。任意に増やせるので、僕の場合は
128にしてみた。
こうすると、割り込み&FIFOなんてことしなくっても大丈夫だったりするのだった。

ここまで簡単にUARTをつかえるのってめずらしい。

ちなみにUSBFSでUSBーUARTの機能もあるのだが、
基本的に同じつかいかたでいけるのはすごい。
とりあえず、ここまでのソースを添付しておく。

なんか、おもろいわ~~。


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 *
 * ========================================
*/
#include <device.h>
#include <stdio.h>

// 割り込みプロトタイプ宣言
CY_ISR_PROTO( ISR_Interrupt );

// タイマー割り込みの実体
CY_ISR(ISR_Interrupt)
{
}

void main()
{
    /* Place your initialization/startup code here (e.g. MyInst_Start()) */
int clk=0;
char c;
int i;
int rcount;
char  buf[50];

isr_1_StartEx(ISR_Interrupt) ; // タイマー割り込みを割り付け

Timer_1_Start();
UART_1_Start();
UART_1_ClearRxBuffer();

CyGlobalIntEnable; // 割り込み許可

//Pin_1_Write(clk);
//clk ^=0x01;
    for(;;)
    {
        /* Place your application code here. */

rcount = UART_1_GetRxBufferSize(); // 受信バッファにあるサイズを取り出す
if ( rcount ){
for(i=0;i<rcount;i++){
c = UART_1_GetByte(); // GetCharは0を除外するのでつかわない
sprintf( buf, "%c = %02x\r\n", c, (int)c );
UART_1_PutString( buf );
}
x = 0;
}
//Pin_1_Write(clk);
//clk ^=0x01;
//CyDelay(500); //ms待ち
//CyDelayUs(500); //us待ち

    }
}

/* [] END OF FILE */


==========================