2012年12月14日金曜日

ARM大阪セミナとPSoC World

ああ、なんだかせわしいなぁ。

クリスマスも近づいてきてるし、帰りにはあちこちでクリスマスのネオンを
ちかちかさせてるし。
え~~っ!もう年末やん!! って、否応なく認識させられてしまう今日この頃(´・ω・`)

ETの資料とか、なかなか開封もできてなかったりするわけだけど、
それでも、12/5に行われたけいはんなの組込み交流サロンのプチ展示会にも
出展してきました。






ちっこいブースだったけど、端っこのいい場所にとってもらえていたので
なかなか盛況だったとおもいます。
それに会話に差し障るほどでっかくなってきた、自走式掃除ロボットの音も
客寄せにはしっかり貢献してましたし f(^^ゞ
講演自体は、それほどおもしろいのがなかったんですが、関係ないところで
睡眠研究のところは、お話好きな先生でおもしろかったです。


閑話休題。

まずは11日に、新大阪で行われた、ARM大阪セミナーに出席してみました。
ざっくりとARMについて、ってのが説明された「だけ」のセミナーで、
とくに目新しいところはなく終わったかんじでしたね。
まぁ、STマイクロのSTM32-F3シリーズが結構おもしろそうだったのと
富士通セミコンダクタの人と話して、.net Micro Framework でいきましょうよ!
というところの話ができてよかったかなと。
「プロトタイピングツールとして、.net Micro Frameworkを用意します」的な
発想だったようなんですが、そこが大きな間違いですよね。
単純にプロトタイピングするだけなら、それこそArduinoで十分。
僕的には mbedでしょうか。
でもね、わざわざ .net MicroFrameworkをいれてまで、「プロトタイピング」をしたいひとなんて
いないんとおもうんだけど。
.net をつかうなら、PCと同時にC#でゴリゴリやりたい!ってわけで。
まぁ、こんなことしたら、KEILとかIARからおこられちゃうのかもしれないけど。
とにかく、そういう風に振ってくれるならおもしろいかなぁ、と思った次第。


閑話休題、その2

Web上でのヴァーチャルセミナーだったのですが、13日朝から、
Cypress PSoC World 2012
が行われていたので、参加していました。
Webセミナーって初めてだったのですが、結構おもしろかったです。

若干、自慢?っておもえるくらいのところが鼻につく、といえばそうなのですが
なかなかおもしろい感じでした。
ただ、展示ブースのほうは、ちゃんとしてほしかったなぁ、ってのが残念。
英語での展開も仕方ない、とはおもうけど、アンケートに韓国語しかでてこない
ところとか、どうしろ?って感じ。
せめて英語なら意味も読めるだろうに。

パネルセッションが、以外とおもしろかったかなぁ。
日本人の人の英語の「あ~う~」ってのが聞きづらかったけど。
PSoC自体、他のマイコンみたいに考えちゃうと、理解しがたい部分がある、
という発言があって、おもわず『そう!そのとおり!』って思った。

そうなんだよね、構成も機能も自分であれこれやってしまうためのモノが
すべてそろってるわけで。

そのへんも含めてうまくたちまわってほしいなぁ、と。









2012年11月26日月曜日

ET2012 その2

先日22日、エル大阪で行われた、
なにわの商い発表会
にいってきました。
理由は、GENETコミュニティの第7回例会だったからで。

で、結構おもしろかったですよ。なかまうちのお祭りみたいで。

隣の、NE2の長尾さん
Arduino互換基板の手付け実装勉強用基板とか
XBeeをつかった、スコアボードとか、出してた。
なんか、すごいね。


Moo softの横山さんとこは
XBeeピン互換のBluetoothユニット+アンドロイド+Arduinoで
ごそごそしてはりました(笑
いや、じっさい、これのWifi版、ほしいかも。
ROBOBA024かな。これ、ほしい。
実際、mbedライブラリもあるし。


ROBOBA024
ROBOBA024
XBee互換のピン配置で
GainSPanのユニットをくっつけたやつ。
それはそれでつかいやすいかもしれず。





長谷川技術開発さんとこは、
ボトルのビンを振ると、色が変化し、加えて、画面上でグラフィックが
応答する、ってデモをやってました。
ああいうのっておもしろいなと。


本当は午後からいきたかったなぁ。
いまさらしかたないけどさ。


閑話休題。

ETに出展したときに用意したパンフとポスターです。

ET2012用 MDRパンフレット
ET2012用 MDRポスター
ワイヤレスコントロール研究会用パンフ

ここまでまとめるのに結構時間を割いたのでとりあえず、自分へのご褒美の意味も兼ねて(笑

パンフは、今年一年、いろんなところに企業マッチングをしたその集大成ではあるんだけど
結局、OEMの悲しさで、ほとんど画像化できないので、さびしい状態ではある。

で、今回は自分が立ち番だったから、あんまりうろうろできなかったんだけど、
おもしろそうなのを何点か。

一つは、NXPLPC800かな。
ARMでありながら、Cortex-M0+を採用してバス周りを簡略化。
んで、最小DIP8からSSOP20までを用意して、もうPIC狙い撃ち(笑
おもろいのは、ここからで、内蔵ユニットと実IOをスイッチマトリクスに接続することで
小ピン構成をうまく生かせる構造になっていること。
LPC800, LPC812, LPC811, LPC810, ブロック図
スイッチ・マトリックス

うまく用途にあえば、かなり流行るのかもしれず。

実際には扱える用途も限られるだろうし、
ROMも16KBしかないので、通信のからむ
複雑な用途にはむかないのかもしれないけれど。
一応、
LPCXpresso LPC812
が発売予定にはなっているので、実際につかってみたい
ところではあるかな。


次。
富士通が結構、人も物もかなり豪勢につっこんできているかんじだったなぁ。
FM3(CortexM3)を一生懸命、うりこんでた。
途中で、拉致されて連れて行かれるくらい(笑
個人的にはFRAMをもっと扱いやすい価格に落としてほしかったり
大容量化してほしかったりするんだが、まぁ、これはしかたないか。
EEPROMとちがって、WPピンをしっかりUP/DOWNしてやらないと
書き込みはおろか読込もできないことは伝えてきたけど、
あんまりマジメにきいてくれてないだろうなぁ。
あと、
『MDKのキットが安いよ~』
っと、しきりに押してきたけどさ、一年限定ライセンスで75000円だっけ?
それって安い?
その価値観がわからんねん。しかも、サンプル作成にしか使えない制限付きって
どういうこと?
NXPやSTマイクロなみに、開発できるようになった考えるけど
当面は、様子見ですな。
まぁ、このあたりはどれくらいマジメに聞いてくれるかを判断する材料には
できるかもしれへんけど。

んで、次。
ルネサスは、RH850とRXとスマートアナログ、ってかんじだったなぁ。
SmartAnalogはいろんなサンプルデモをやってたけど、実際につかうところまで
いくにはすこしかかるかなぁ。
もっとわかりやすい構成にしないと難しい(というよりわかりにくい)かもしれないなぁ。
あれでわかった人がどれくらいいたのか、ってのは疑問だったりする。
たしかにおもしろいんだけど....
早くつかいたいけど、関西にはなかなかつたわってこないね。

そうそう、GR-SAKURAの実物もみた!!
やっぱ想像以上にちいさいわ。
RL78版のArduino互換機もちら~っとお目見えしてた。
ま、それはそれでおもしろいとはおもうけどね。
あと、
CQ出版のSH2A付録付きインターフェース誌と、その解説本をただでくれたんで
もらってきた\(^o^)/
ま、そもそも論としてRAMしかないマイコンなんで、.NET Micorframework用につかってみるのも
一興かなぁとかおもってたりするわけで。

次。
うちのブースのすぐ目の前がベンチャーブースだったんだけど、
CRIミドルウエアさんが出色の出来。
とくに、D-Amp Driver(ダンプドライバー?)かなぁ。
RXマイコンのDAからダイレクトにFETをドライブして、スピーカから結構いい音を
だしてました。

図:D-Amp Driverと従来方式の違い


だそうです。
波形のクリッピング部分をうまく削いでやるとこうなるのだとか。



この左の人が石黒さん。CRIミドルウエアのブースで
ダンプドライバーを宣伝してた人です。
見るからにダンプドライバー(笑

関西人ばっかりのぼくらのブースをモノともせず
完全に、もっていかれました。完敗です\(^o^)/

写真は、15日のETフェスタでの一枚。
すでに、日本酒が入っていい気分でパチリとお願いしたわけ。

で、この人のブログがまた、コアなの。

H68ってアンタってかんじ(笑
これって、日立がモトローラのセカンドソーサだったころの
石じゃないの?よーしらんけど。
でも、微妙にくすぐられるのはなぜ??






2012年11月21日水曜日

ET2012 雑感

あ~、今年も一足飛びに冬になりつつありますね。

急激に寒くなったので、ことしも紅葉はどうかな~?的なイメージだったのですが
杞憂だったようです。
というのも、この日曜日に、滋賀県の永源寺にいってきたんですが、
こりゃもう、見事な紅葉!




携帯のダメダメ写真でもこれくらいはとれてしまったくらいですから。
ちょっと肌寒かったのと、小雨がぱらぱらと来てたのはご愛敬、というところでしょうか。
ず~~っと以前に来たことがあるはずなのに、イメージと全くかぶらなかったのは
自分が歳をとったからなのかもしれません(;^ω^)


閑話休題。

さてさて、先日からお伝えしていたとおり、11月14~16日の3日間、
横浜みなとみらいにておこなわれていた、





に、出展社として行ってきました。一般財団法人関西情報センター(KiiS) 

     関西の組込みパワフル企業

というところの出展社のうちの1つとしてですが

ご来場いただき、本当にありがとうございました!!


ですがさすがに、しんどかった!!!(笑


最終日には、社長も来てくれたので、なんとかちょっと楽にはなったけど
さすがに、終日立ちっぱなし、食事もロクにできない状態はやばかったかも。
しかも、連日飲まずくわずのあとでの、レセプション&ETフェスタ!!
酒がまわるまわる(笑
それでも、ネット周りの初対面の知り合いがたくさんきてくれたのでうれしかったですよ。
残念だったのは、hamayanさんにお会いできたのに、舞い上がってしまって
握手してもらうのわすれたこと(汗
ええ、ぼくにとっては、業界のAKBですから(;^ω^)

今回は、ET WESTで出展した内容をブースサイズ用に調整して、ZigBee温度測定を
追加して、2台を独自動作できるようにチューニングするなど、結構手間がかかった
わりには、大差ないものに仕上がってしまいました orz
一応、コンセント電流や、電力積算値、エネループのバッテリー残量などをグラフで
表示できてますし、会場の温調がほとんど効いていないのも、目で見てわかっていただけた
(結果として(笑))展示になりました。


最終的なブース展開。
思ったよりスペースがなくて
急遽、モニタを縦置きに変更¥(^^)¥
これは結構目を引いたみたい
何でももっていっとくもんだわ

測定動作画面。これだけの情報をうめこむには
タブレット端末では役不足になっちゃう。
でも、「タブレットじゃだめ?」って
数人に聞かれました。。。
だめじゃないってば!


こちらは出展物のアップ。
モニタ横のボックスは14Vホームバッテリ。
車載用のシガレットソケット経由で
車載用インバータ(1000円くらい)をつなげば
家電のバックアップくらいはできます。



 展示ブース的にはB入り口からまっすぐ入ったところだったので
非常にわかりやすい場所で◎だったようにおもいます。
しかも、青基調のブースが多い中で、東北と同じ赤色!!これが目立つ!!
近隣にアジレント、サイプレス、ルネサスと、目指すブースがあったのもよかったのでしょうか。
完全に個人でだしちゃうと、ノベルティとか大変なんですが、
今回はKiiS自体が、高機能万歩計を用意していてくれたのでよかったです。






展示会でありながら、実際にはあんまりほっつきあるくことができなかったんですが、
それでも得てきたところは、次回にでも。

それでは!


2012年10月31日水曜日

ET2012に出展しますぅ~! & その他近況報告

なんだか、急に冷え込んできましたね。
まだ、11月にもなってないのに(;^ω^)

さてさて、またも放置プレイ状態になってました。申し訳ない。

その間にもGENETつながりで、
組込デバイス勉強会 #3
画像処理分科会 #2、
GENETコミュニティ例会 #6
と、
結構いろいろあったんですね。


組込デバイス勉強会 #3は、9/29に奈良県工業技術センターで行いました。
ず~っとアンドロイドばっかりやってるんですが、さすがに1ヶ月以上開けて
開催してるんで、最初のほうは、プロジェクトの作り方初歩、ってところから
やるわけですど(笑
それまでの2回で、概ねボタンやパーツなどの画面作成とイベント処理の
基礎はできたので、今回の第3回では、スレッドモデルの作成を集中的に
やりました。

Androidの基礎本なんかでは、ちら~~としか触れてないんだけど、
外部との通信など、組込では必須の機能なので、避けて通れないので
まとめてみました。

最初はThreadのつくりかたとか、同期のための、Handlerとか。
で、面倒くさい感をしっかり味わっていただいて(笑
AsyncTaskで、すっきり感をご賞味いただく、という2段構成に。
それなりに準備と説明が大変だったんですが、概ねわかってもらえたようで
なにより。

次回くらいからはテキストを徐々に離れて、マイコンなど外部デバイス通信に
入っていこうかな?ってところでしょうか。
まあ、そのまえにインテントを説明しないとダメッぽいので、現実的には
その次になるかもしれないけれど。
まあ、このあたりは理解度を深めながら、ゆっくり進めていこうかなと。


画像処理分科会 #2のほうは、10/25に。
いきなり、「画像の特徴量について調べてこい!」的ゼミ風になって
びっくりしたけど、僕的にはこういう場当たり方式のほうが、ガッチリ座学よりも
性に合ってるかも、と再認識。
たぶん、テクノス利弘さんもたぶん、そのほうが楽?なんだろうなぁ、と。
だって、急な質問に対するドキドキ感、すきそうやもんね。
金魚認識の案件という、話題もでておもしろかったですよ。
実際、これの実現のために、こっちの勉強会とのコラボ企画があっても
おもしろいな、と。


GENETコミュニティー例会 #6は、10/29にクリエイションコア東大阪で
開催されました。
まあ、発表はそれなり(笑)。 それよりも富士通さんが3人も!来られてて、
懇親会のほうは非常におもしろかったです!
FM3の販促目的だとはおもうんですが、僕の
『開発環境やデバッガの無償版とか評価版がないのはダメだよね』
とかのダメ出しにもにこやかに対応してもらえたのは好印象。
実際ARMに手を出さない最大の理由はデバッガを含む開発環境に
異様にお金がかかることだし。
8KBや16KBでナニをつくれっていうんだろう?
まあ、これについては言外に対応を臭わせてくれたんで、
期待してまとうかな?という気分にはさせてもらえたし。
実際、ARMで5V対応品ってなると、極端に減ってしまうし。
ある意味期待はしてるんだけどね。

閑話休題。

来る、11/14~16の3日間、横浜みなとみらいにて行われる




に、出展することになりました~!
といっても、単独出展ではなくて、

     関西の組込みパワフル企業

というところの出展社のうちの1つとして、ですが。
うちの会社も、ここに参加していまして
紹介PDFもあがっています。
ひょんなことからお声がけをいただいて、急遽出展がきまったので、
現在出展物の作成?と調整を続行中です。
さて、どんな展示になるか、乞うご期待?\(^o^)/

ちなみに、ブースはB-52です。みなさん、よろしければ、是非!お越しください!


関西の組込みパワフル企業 案内  (表)関西の組込みパワフル企業 案内  (裏)





2012年9月10日月曜日

PSoC3 やってみた。

ご無沙汰しています(汗

ここんところ、いろんな講座や講習会にでることが多くて
意外に楽しんでいたりします。

GENET 画像処理分科会 では、ひさびさ?にガッツリ受講生していますし。

テクノス株式会社の利弘さんが講師なのですが、。話慣れてるのか、
キャラが立ってるのもあって、おもしろく聞かせてもらえてます。
まだ、第一回が行われたばかりで、本題には入っていないわけですが
のんびりとでいいので、しっかり教えて欲しいところです。
僕的には、

  1. アルゴリズムや手法の組み合わせの妙
  2. 実装事例
あたりが、ざっくりでもいいのでみれればいいなぁ、とおもうのですが
さすがにここらあたりは、経験的なものだろうし、仕事のキモになる部分でしょうから
なかなか教えてもらいにくいところかもしれません。
まぁ、ゆっくり、落第しないようにがんばりたいところです。


閑話休題。

7月に、サイプレス社のPSoC3ワークショップに行ったわけですが
実際に、手元のボードで、チコチコと遊んでみています。
ワークショップのお題を適当にやってみたら、おおむねわかってくるんですが
逆に言うと、あまりにも従来版の考え方とちがうので、「???」ってなるカンジですね。

PSoC Creater2.0 を立ち上げて、まずは利用コンポーネントをスケマティック画面に
貼り付けて配線しちゃいます。




画面では3つのブロックでつくっています。枠囲みはとくに意味はないので
ほんとうに図面チックに進められます。(ただし、日本語入力が×なのはご愛敬...)
今回は、ワークショップの例題どおり、
1.ボタンの割り込み取得でLEDの点灯
2.VRの値に応じて、LEDをPWM点灯
3.VRの設定値をLCDに表示して、バーグラフ的にも表示させる

っていうのを一度に実装しちゃおう!的内容です。
このうち、2についてはハード的にPGAがやってくれるので、コードが
ありません。(初期化&開始処理のみ)
これをソフト的にやろうとすると結構面倒くさいので、PSoCの面目躍如といったところでしょうか。





で、これがソースコード一式。
メインループ内ではADの変換完了をまって表示に展開しているだけです。
う~ん、お手軽感が伝わらないけど、まぁそれなりにおもしろいなぁと。
今回はAD値を12bitのΔΣにしたけど、20bitまではいけるのでいろいろ
おもしろいことにはつかえそうなカンジですね。

実際に動作させている写真はこれ。



基板左端のVRを回すとLEDがそれに応じて光るわけです。
そのときのVRの取得値はADで取り込んでLCDに表示すると。


さて、実際にここまでやってみて、おもしろいとはおもうんだけど、
スケマティックで変更したり、ユニット追加してから、ソースツリーに
対応ソースが生成されるまでに差があって、そのままではうまく追加されない
ことも結構あって、関数名をさがせないことが結構あったりします。
まぁ、スケマティックを変更したら、その場で一旦Buildしちゃえば
生成されるわけだけど、それなりに時間がかかるので、もうすこしなんとかならないかなぁと。

ま、PSoCデザイナーのダメダメぶりとはひと味ちがうかんじで、これなら許せる感じに
しあがってますね。
あとはもうすこしわかりやすい、チュートリアルがそろってくればいいのかなぁ。

あ、そうそう、デバイスの価格が高いのもちょっと問題かもしれず。
いまつかってるPSoC3の最上位版だと2500円くらいかかるので
安いCPU+CPLDとの差別化がうまくいくかどうか、が問題かもしれませんな。

2012年8月7日火曜日

PSoC3、RL78/G14など...

ふは~~  もうお盆前になっちゃいましたねぇ。

遅ればせながら

  暑中お見舞い申し上げます。

色だけでも暑苦しいねぇ(笑)

さて、割とのんびり出来ているかと思えば、ここ1ヶ月ほど、
急にドタバタして、更新どころではなくなっていました。
で、やっとめどがつきつつあるので、ちょっと更新をば。

まずはPSoC3。
さる7月11日、大阪スカイビルで行われたサイプレス社主催の
に参加してきました。
太っ腹なことにこんなサンプルボードもくれちゃったりしてます。
たぶん1万弱くらいのボードじゃないかな。

  

内容的には、予期に反して結構よかったかな、と。

PSoCはPSoC1のときに注目して使おうと
いろいろやり始めたんだけど、

1)能力低すぎ!!
2)ツールがダメダメ

というマイコンとしては致命的な内容だったので
結局お蔵入りになってました。

というのも、内蔵のアナログ機構をいろいろできる!
というのがふれこみだったのに、スイッチングキャパシタ
で抵抗なんかを実現している影響で、あまりにも
応答性がなくて、結局使える領域がみつけられなかった
ことが最大の要因でして。





また、ツールも内蔵で埋め込めるブロックが少なすぎて結局なんにもできなかったり
配置配線を替えると、ごっそりソースファイルまで消されてしまったりと、
どうしようもない状態。そのうえ、日本語の注釈もつかえないとか、もうさんざんだったんですよね。

で、数年前にPSoC3/5を出しますよ!と言われたときにかなり期待してたんですが、
それから、ま~~~~ったく出す気配がなく、ようやくといった印象。

CPUコア的には、独自コアM8Cから8051に変更になっており(PSoC5はARM)、
かなり普通になっています。
ツールもかなり普通になって、回路図(スケマティック)でごそごそとツールを配置して、
コード生成、という流れになっており、かなり普通に使える印象になっていました。

内蔵のADコンバータが20ビットΔΣが1チャンネルだけ、というのが気になっていたんですが
これについても自分でマルチプレクサを配置しちゃえばいい、というのが新しいといえば
新しいところでしょうか。
つまり、究極にまで、自由度を上げたマイコン、というかんじでした。
あとは、どの程度まで使えるかは追々試してみたいとおもいます。

ただ、仮にいいなぁ、とおもってもつかうかどうかはちょっと疑問ではあるけど。
というのも、Chip1Stopで2800円、Digikeyでも2200円もするその価格。
8ビットマイコンだよね??
と聞きたくなってしまう設定はどうなんだろ???と。

まぁ、CPU+CPLDと思えば、それなりなのかもしれんけど、
その割にはサポートに若干の不安もあるし。
もうすこし様子見のほうがいいのかもしれませんけどね。
いずれにせよ、おもしろいなぁ!とおもったのは事実なので、
ある意味がんばってほしい、デバイスではあります。


閑話休題。

え~、7月31日には、新大阪で行われた、
にも参加してきました。
こちらは抽選だったんですが、一応OKもらえたので(笑

G13についてはすでに稼働実績もあって、結構使いやすい石に仕上がってる
(というか78K0Rそのものだよね、って)印象だったんですが、
こんどのG14はちょっと高機能化してました。
主要なところだと

1)タイマーRD(R8Cに内蔵されてる3相コントロールPWMタイマ)
2)イベントリンクコントローラ(ELC)
3)SNOOZE
4)DTC

ってかんじでしょうか。
実践練習はこの3までをおこなうわけです。
タイマーRD用に64MHzの供給ができるようになってて、ちょっと高機能に
なってました。まぁこれはぼくにはあんまり関係ないなと。

2のELCは、RX210にもついてたんで、期待してたんですが、省電力で
うごかして、ADやタイマー直結で起動!という機能以上にはつかいようが
なさげな感じでした。
これについてはちょっとがっかり感もあったんだけど、まぁ使いようかなぁ。
低速/高速クロックをがっつり使い分ける用途には向くかもしれず。

3のスヌーズはG13にもあったけど、きちんと説明きくとおもしろかったですよ。
CPU自体の高速クロックも止めて、CPUをがっつり止めておきながら
ADとタイマーだけは生きてる!というなんかスゴイ世界。
で、設定されたADの閾値を超えたら割り込み発生で、CPUが生き返るという
なんとも優れもの。
CSI(シリアル通信)もこの機能に対応している(ただし、9600bpsまで)ので
うまくつかえばおもしろいかもなぁ、と。

こっちもTESSERA RL78/G14 Stickがもらえるはずだったんだけど
用意がまにあわなかったのか、結局もらえず。

まぁ、楽しめたけどね。
値段があえば、G14でもいいかもね。






2012年6月16日土曜日

ET West 2012 雑感 (2012.06.18追加)

先日、書いたとおり、6月14、15日の両日インテックス大阪にて
ET West2012 (組込み総合技術展 関西2012)
が開催されていました。
で、うちの会社もワイヤレスコントロール研究会の一員として
出展者として参加していました。
例年は結構人出がすくないのですが、今年は初日午前からガシガシ
人がきてる感じで、なかなかの滑り出し。
奈良高専の土井先生も同感だったようで、いわく
「カンファレンスもテクニカルセッションもタダにしたからじゃないか?」
とのことでした。
なるほどね。たしかに、ぼくも無料だから、ってんで
TS-1 ドライバ開発実践的手法 ~Android最新バージョンへの適用で注意すべきポイント~
ってのをうけたんですよね
内容的にはまぁまぁ、ってか、そんなもん、って感じだったけど(@@;)
みんなメモメモってかんじだったけど。。。。
ま、評価はいろいろなんだろね。
で、うちらの出展は、
学研の大人の科学のお掃除ロボットに、XBee(ZigBee)のユニットを乗っけて、
電池電圧と位置情報をXPortPro(uCLinux)で改修、2面の部屋を判断して
電灯をつけたり消したりする、っていうデモをやりました。
あまりにもあっさりさんなので、PCでも観測制御、っていう展示でした。
もともと岡崎ゼロエミッションでの某所の電力量収集システムを流用したので
応答性はいまいちだったんですが、ま、そこそこ安心してつかえました。
さすがに駆動部はおもちゃなだけあって、2日目にはギアがガシガシ音をたてた
けどね(^▽^)
というわけで、速報的にはこんなかんじで。
続きは次回ということで。

(2012.6.18  以下追加)





我が「ワイヤレスコントロール研究会」の展示ブースの写真です。
2台のお掃除ロボットがみえますか?


















外部接続のモニタ出力をアップにしたものです。
盤面上の左右領域を移動すると画面上の掃除ロボットくんも
するする~~~っと移動して、ランプが連動する、というデモを
そのまま表示しています。
画面下段のグラフはロボットの動作電圧の推移です。
1.7Vくらいでブラックアウト、となるので、電池交換で復帰した
姿がわかります。ざっくり、2時間半弱というのがエコじゃなかったですけど(汗
この画面の上側には電灯と扇風機を設置したコンセントの電力量
推移と、積算電力がグラフ表示されています。

さてさて、1日目はメンバーがぼくともう一人だけだったので
ほぼフルで対応してたんですが、2日目はもう一人が来てくれたので
いろいろ遊びほうけていました。

まず、ザイリンクスにいって、QFPなくなってどうすんのよ!と苦情申し入れ。
さすがに東京エレクトロンさんは結構聞き流してましたけど。
ツールも7シリーズからはPlanAhead系のVivado(ビバドってよむらしい)に
移行します!っていってました。
たしかにロジック合成された結果はかなりいい感じで配置されてたみたいだけど
「それよりもVHDLの構文解釈がVerilogなみに落ちてるほうが問題だ!」
と釘をさしておきました。
実際、シンタックスの評価がガタガタ(ISE13.1)で、ビット長があわなくても
エラーが吐かれないのには閉口します...
わざわざ悪い方にあわせなくてもいいのにね。
VHDLのいいところないじゃん。

つぎに対極のAlteraへ。
こっちは小コマのわりにはまあまぁのカンジ。
SOPC BuilderがQSysに変わって、ちょっと使いやすくなったよ!
ってのがウリだった模様。
こちらは結構好印象だった。
やっぱAlteraのほうがええんだろうか?う~ん。
でもね、WebPackでの操作性はザイリンクスのほうが一枚上手な感じなんだけど。
ま、徐々にこちらに動くってのもありかもしれず。
ちなみにノベルティ、くれた。(わ~い)
CamiAppだったの!!素直にうれしい。

そのお向かいにいたのはDigiとルネサス。

ルネサスはSmartAnalogとLED制御を得意とするRL78の小ブース展開だった。
この当日、SmartAnalog Web シミュレータ ルネサスVAが公開されていたわけだけど
これも実物がみれました。
オリジナルのサンプルソフトとほぼ等価なイメージでま、こんなもんかなと。
CubeSuite+との連携もうまくいっているようなサンプルがあったけど
実際にでてくるには少し時間がかかるっていってたな。
期待してるのにぐずぐずしてると、タイミングのがしちゃうのに。
密かに期待してたがじぇルネのGR-SAKURA関係はまったく紹介すらなかった。
大阪にも進出してほしいなぁ、と伝えておいたけど、たぶんだめなんだろうなぁ。
頻繁に東京までいってられないもんね。

Digiは相変わらずのXBeeの展示だった。
岡本無線さんとのコラボだったけど、まぁこんなもんだろうと。
XBee Wifiもでてたけど、実際のコマンド群とかやってくれたらよかったのに。
ま、ここはいつもこんなもんだろうけど。

うちのXBeeのボードにのっけるってのが最短のテストなんだろうけど、
Twitterみてると結構電源周りが鬼門みたいだし、もうすこしあとにならないと
採用しにくいかもね。
ま、要注目ではあるけど。

意外なものといえば、株式会社デバイスドライバーズ
いろんな展示会でいつも、ここにはつかまるんだけど(笑)
ことしも日高氏が、憎めない髭面で...(笑)
EnOceanの315MHzの無線ユニットをXBeeのPINコンバチボードに乗っけた
ものを出展してました。
315MHzなら、使いやすい周波数なんだけど、よ~~く聞くと
半二重通信、というか基本は1方向通信でやろうというユニットのよう。
単純に無線スイッチとしてなら、これで十分だけど、データのやりとりを
やろうとすると、結構面倒なかんじだった。
ま、これはこれでニッチな市場でいいんではないかなと。
で、こっちがもっと気になったのは、ARM+.NET MircroFrameworkの展示だった。
前に、SH2のボードへのポーティングも書いてらっしゃったけど、
今月号のCQ出版 インターフェース誌にも記事が載るとのこと。
こいつも要チェックなカンジでした。
ボード的にはたぶんコレ。ChipworkX Development System


日高さ~ん。HPみたらすぐわかる!っていってたやん。
全然わからん。
FEZばっかりで。
というわけで、マウザーでも見つけた。やっぱりこれ。
39900円はいいとして、マウザーで、製造中止ってのが気になるよね。
.NET MicroFrameworkなので、C#で開発できるのが最大の売りだけど。
前のSHの記事は微妙にわかりにくかったから、今回は期待してたりするわけです。


あと、何でもないけど、ユニダックスがアヴネットに吸収されてたのにはおどろいた。
Kinectのワークショップ、いきたいなぁ。


PS.
なら高専の土井先生からの紹介で、
サイプレスの田中さんと、名刺交換。
7月11日(水)にPSoC3のワークショップをおこなう!、ということだったので
とりあえず参加の方向で調整中。
当日さんざん、クダまいてごめんなさい。>田中さん